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3Dイメージング解析システム「TAS7000」を販売開始

2010年4月5日

テラヘルツ波が「不可能」を「可能」にする
観えなかった物が今、現る
3Dイメージング解析システム TAS7000
株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:松野晴夫)は、テラヘルツ波 (*1) を用いた3Dイメージング解析システム「TAS7000」の製品化に成功し、このたび販売を開始いたしました。
「TAS7000」は、測定対象物を破壊することなく、その内部にある物質を3次元画像化し、成分分布や構造的な欠陥などを簡単に解析できるシステムです。本製品は名古屋大学 川瀬晃道教授と当社が共同開発したテラヘルツ波によるイメージング技術を活用し実現しました。この技術を利用することで、工業分野のみならず、今後ますます複雑になる医薬品などの分析、さらには食品・バイオ物質などに対して新たな手法での解析・検査が可能となります。

今回、「TAS7000」の最初の産業分野への応用として、これまでの解析手段では不可能であった、セラミック・フィルタの内部に付着した粒子状物質の堆積分布状態を、非破壊で3次元画像化し、定量解析を可能とする手法をご提案します。詳細は、2010年4月13日〜15日に米国デトロイトで開催される「SAE 2010 World Congress」、および5月19日〜21日に横浜市で開催される「人とくるまのテクノロジー展」でご紹介する予定です。

「TAS7000」でディーゼル・エンジンから出る粒子状物質を可視化
PMが堆積したセラミック・フィルタ

PM (*2) が堆積した
セラミック・フィルタ
ディーゼル・エンジンの排気ガスを浄化する処理システムの主要部品の1つにセラミック・フィルタが使用されています。最適な排気ガス処理システムを開発するためには、セラミック・フィルタに堆積する粒子状物質の解析が必要不可欠です。
「TAS7000」は、テラヘルツ波が有する物質の透過性の特徴をフルに活かし、セラミック・フィルタに広帯域なテラヘルツ波を照射させ、透過したテラヘルツ波を解析処理することで、今まで困難であった内部構造の変化や粒子状物質の濃度分布を非破壊で3次元解析することが可能となります。
3次元PM濃度分布解析例 2次元PM濃度分布解析例

「TAS7000」の特長
世界初 テラヘルツ波を利用した2次元/3次元非破壊解析
「TAS7000」は、テラヘルツ波を使うCT (Computed Tomography) 方式により、測定対象物の内部状態を非破壊のまま2次元・3次元画像として可視化します。内部物質の構造変化はもちろんのこと、その成分の特定や物質量まで簡単に解析することができます。また、テラヘルツ波の特徴のひとつとして、さまざまな物質を適度に透過することがあげられます。この特徴を用いることで、今まで他の電磁波では不可能であった物質の解析が可能となります。例えばセラミック・フィルタの解析については、本製品の特長を最大に生かし、非破壊で内部の粒子状物質を極めてクリアに可視化し、分布の偏りを簡単に発見・解析することができます。
新規開発のテラヘルツ光サンプリング方式による高速測定
テラヘルツ波の発生と検出を、超短フェムト秒パルス光ファイバレーザにより高精度にサンプリング同期させる、テラヘルツ光サンプリング方式を新規開発しました。これにより、膨大な測定が必要な試料の3次元解析においても、極めて短時間に解析を行うことができます。
広帯域なテラヘルツ電磁波分光分析
最大測定周波数3THzの広帯域、高分解能の分光分析が可能であり、化学材料、工業材料、バイオ物質などさまざまな試料の指紋スペクトル解析が簡単にできます。また、より高精度な分光測定ニーズに向け、測定試料部に乾燥空気を充填して水蒸気の影響を除去するオプションも用意しました。
量産ラインにも対応可能な柔軟なシステム仕様
装置内のテラヘルツ波発生モジュールと検出モジュールは、多チャンネル化が可能な仕様としました。複数の被検査対象物の同時測定や、量産ラインでの検査に応用でき、お客様の多様な測定ニーズに応える柔軟なシステム構築が可能です。
現在、当社では複数の応用開拓プロジェクトを推進し、工業加工品や化学物質など第2、第3の産業への応用開拓を積極的に進めています。「TAS7000」の基本装置構成をベースに追加オプションを用意し、お客様のさまざまな解析・検査ニーズに応えてまいります。
(*1) 周波数0.1 〜 数十THzの電磁波を指します
(*2) PM: particulate matter 粒子状物質
製品に関するお問い合わせ先
新企画商品開発室 TASpj
E-mail info_t@jp.advantest.com
TEL 022-392-8730 (ダイヤルイン)
製品の詳細につきましては、以下のURLでご参照いただけます
http://www.advantest.co.jp/products/TAS7000/index.shtml
※本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過または様々な事象により予告無く変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
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