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東京大学 大規模集積システム設計教育研究センターにアドバンテストが『アドバンテストD2T寄附研究部門』を開設

2008年1月21日

海外から教授陣を招聘し、半導体設計を学ぶ学生にVLSI設計から試験までの一貫した教育環境を提供するとともに、最先端のVLSIテスト手法の共同研究を開始

東京大学 大規模集積システム設計教育研究センター(センター長:浅田邦博教授 以下、VDEC (*))と株式会社アドバンテスト(本社:東京都千代田区 社長:丸山利雄)は、近年技術革新が著しい大規模集積回路 (VLSI) の設計技術を学ぶ学生たちにVLSI設計から試験までの一貫した教育環境を提供するため、昨年10月1日よりVDEC内に『アドバンテストD2T寄附研究部門 (*)』を新設いたしました。VDECに寄附研究部門が開設されるのは、1996年設立以来初めてとなります。また、寄附研究部門の新設と同時にVDECとアドバンテストは、将来の半導体産業の発展に不可欠な最先端のVLSIテスト手法の技術研究を加速させるため、共同研究を開始いたしました。

近年、SoC (System On a Chip) は情報機器や自動車に搭載されるなど、日常生活の中に深く浸透してきており、デバイスに要求される性能や信頼性は一層厳しいものとなってきております。このため、半導体の設計教育においても設計作業だけではなく、生産時には安定した歩留まりを実現し、故障率が最小限となるような『試験設計』が重要なテーマになっております。 『アドバンテストD2T寄附研究部門』は、全国の学生にVLSIの設計からテストまで一貫した教育・研究環境を提供することで、『試験設計』の専門家となる人材を育成するとともに、SoCの設計に関する研究を支援するために新設したものです。現在のVDECの教授陣に加え、海外からも教授陣を招聘し技術交流も行なっていきます。共同研究活動においては、設計技術の進化に対応する最先端テスティング手法や高信頼性VLSIテスト技術の研究を推進していきます。

今回の連携により、VDECが設立以来蓄積してきた研究成果および教育・研究ノウハウと、アドバンテストの技術力、サポート力とを結集することで、優秀な半導体設計技術者の育成に貢献してまいります。これにより便利で豊かな社会の実現に寄与する半導体産業発展の一助となるものと期待しております。

VDEC * VLSI Design and Education Center
全国の国公私立大学と工業高等専門学校におけるVLSIの設計教育の高度化と充実を目的に、関係省庁や産業界の協力を得て1996年5月に設立された全国共同利用施設。VLSI設計に必要なCADツール、設計技術情報、チップ試作、設計セミナーを全国に向けて企画提供することで、優秀な技術者を数多く輩出している。
D2T * Design To Test
VDEC浅田センター長のコメント
このたびの寄附研究部門の開設とアドバンテストとの共同研究により、わが国のSoCの設計に関する教育研究活動が活性化され、最先端のテスティング技術など、幅広い設計技術をもった技術者を輩出していけるものと期待しております。
アドバンテスト丸山社長のコメント
アドバンテストはVDECでの半導体試験設計教育に役立てていただくため、これまでにSoCテスト・システムや電子ビーム露光装置を寄贈してまいりました。今回の寄附研究部門の開設とVDECとの共同研究を通じて、優秀なテストエンジニアの育成とわが国の半導体産業の発展に貢献できれば幸いです。
寄附研究部門(寄附講座)について
名称 アドバンテストD2T(Design to Test)寄附研究部門
内容 1. テスタ技術教育
2. LSI設計関連研究
3. LSIテスティング関連研究
教授陣 Kwang-Ting (Tim) Cheng客員教授
(米国・カリフォルニア大学サンタバーバラ校)
Goerschwin Fey客員准教授(ドイツ・ブレーメン大学)
小松 聡 客員准教授(東京大学 VDEC)
設置期間 2007年10月から3年間
寄付金額 各年 3,000万円 3年総額 9,000万円
共同研究について
研究題目 先端LSIテスティング技術
研究担当者
VDECセンター長 浅田邦博 教授
同 センター 藤田昌宏 教授
共同研究員 当社 OAIプロジェクト グループリーダー 古川靖夫
研究期間 1年間 (2007年10月から2008年9月)
寄附研究部門と連動するため、3年間の継続予定
VDECとアドバンテスト間の主な関連事項
1996年 VDEC発足
2003年 武田先端知ビル竣工
(建設費として当社創業者の武田郁夫氏が東京大学・VDECに
40億円を寄贈)
2004年 アドバンテスト50周年記念事業として、電子ビーム露光装置 (F5112)
およびテスト・システム (T2000)を寄贈
2007年
4月〜
VDEC設備利用促進を図るため、試験設計支援ソフトウエアツールを寄贈
全国のVDECサテライト(9拠点)を通じ、多くの教授陣や学生が武田先端知ビル内にある試験環境にアクセス可能となった
9月 インターン学生がアドバンテスト群馬R&Dセンタにてテスタ研修を受講
10月 『寄附研究部門』および『共同研究』を開始
※本ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報であり、時間の経過または様々な事象により予告無く変更される可能性がありますので、あらかじめご了承ください。
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